【聖林寺】収蔵庫修復・クラファンに挑戦
奈良県桜井市にある聖林寺。
国宝・十一面観音さんは、木心乾漆乾漆造の言わずもがな美仏。
何を隠そう私も、学生時代拝観して、心奪われたホトケさんのうちのお一方。
そんな聖林寺の収蔵庫を改修するクラウドファンディングが立ち上がっています!
クラファンページへ下記のURLから!
https://readyfor.jp/projects/shorinji
なぜ、聖林寺がクラファンに??
聖林寺の十一面観音さんは、本堂から渡り廊下をのぼった先にある収蔵庫に現在安置されています。
観音さんの印象が強く、そう言われてみれば収蔵庫を気にしたことがありませんでした。
収蔵庫…そんなに古いものだったのでしょうか。
現在、十一面観音をお祀りしている観音堂は、昭和34年(1959)に造られた、我が国初めてのコンクリートによる国宝のための観音堂です。
しかし当時は、地震などの対策はなされておらず、自然災害への対策は不十分でした。
昨今、大型の地震が日本列島を襲っていることを考慮しても、早急に免震機能を持った耐震性のある観音堂建立が望まれます。そこでこの度、観音堂の改修に踏み切ることにいたしました。
(readyfor-「奈良・聖林寺|国宝 十一面観音、観音堂改修のためのご支援を」より)
なんと収蔵庫は国内でもダントツで古いものだったようです。
確かに地震対策も、近年見直されているような印象がありますね。
国宝の観音さんをお守りするのであれば、確かに安心安全なお堂であって欲しいです。
聖林寺のクラファンを陰ながら応援します!
あの美しき聖林寺の十一面観音さんのお住まいが、待ったなしの状況。
有名寺院ですら…いや有名寺院だからこそ、負担も大きい。
かかる負担は有名寺院も小さな村堂も同様なのかもしれないですね。
まずは支援の輪を広げて、文化財、ホトケに対する重要性を世の中に投げかけていくことが、大切なのではないでしょうか。