【東林寺】笑顔溢れる山村の秘仏

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2019年の夏、本来であれば、33年に一度の秘仏が特別に開帳されました。

丹生谷文化財フェスタにて特別開帳!

2019年8月25日に丹生谷文化財フェスタが開催されました。

これに伴い、長浜市余呉町の東林寺、上丹生薬師堂の秘仏本尊が特別に公開されました。

普段は地元の古老ですら、拝観できないホトケさんたちです。

以前、年に一度の煤払いもご一緒させていただきました。

木目から伝わる秘仏の観音力

像高172.7cm

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ヒノキ材製の一木造で内刳りをせず、素地仕上げの表面に、一部ノミの跡が残しています。

背面腰下には、制作年代である鎌倉時代の建保4(1216)年の墨書があります。

 

上半身は硬く重い印象ですが、衣装のひだである衣文の線刻が美しいです。

また腰から足首にかけてなめらかなラインが、観音さんらしい優しい雰囲気を醸し出しています。

肩のあたりは上丹生薬師堂の聖観音さん、お顔立ちは秘仏本尊の薬師如来さんと似ていますね。

胸あたりの木目が、右手を中心に同心円状に広がっています。

当時の制作者が、木目をみて、手から祈りの念力(まさに観音力!)が溢れ出しているようにしたのでしょうか。

しばらく、ここから目を離すことができませんでした。

ユーモアたっぷりな鬼たち

堂内には観音さんを守るように、また六地蔵さんの横に四天王もいらっしゃいました。

四天王が踏みつけている邪鬼の表情が、ご近所のおじさんに怒られた小学生のような顔でなんともユーモアたっぷりです。

また四天王の帯喰(バックル)の鬼の顔がとても可愛らしく愛嬌があり、コミカルな顔についクスリと笑ってしまいます。

六地蔵さんが並ぶところに、ちょこんと居ながらも、ただものならぬオーラを出す狛犬さん。

村人たちで開帳するのは最後か

実はこの丹生谷文化財フェスタに合わせて、小さなツアーを企画運営していました。

その中でご参加いただきました皆さまにメッセージを書いていただき、後日、菅並の皆さんにお渡ししてきました。

なんともチャーミングな笑顔で、カメラを構えたこちらが幸せな気持ちになります。

 

前回のご開帳は2016年9月25日の本開帳。

▼その当時の記事はこちら

産経新聞「湖国の秘仏、33年ぶり本開帳 東林寺、管理の住民「今回で最後か…」と懸念の声も」

次回の開帳は周期通りであれば、2049年。

しかし東林寺がある滋賀県長浜市余呉町菅並は、長浜市内でも高齢化が深刻な地域。

それでも、これまで村をお守りされてきた観音さんには、やはり村の最期まで見守っていただきたいと思います。

菅並の憩いの場にも足を運んでみては?

菅並へお越しの際はこちらに、ぜひお立ち寄りください!

地元の方々の憩いの場でありながらも、出てくる料理は一流!

cococafe -心風流-

営業日:毎週日曜日の11:00~16:00

最新情報はfacebookページからご確認ください!

https://cococafe-simple.jimdofree.com/

観音さんは秘仏のため拝観できませんが、美しい菅並地区の景観は目的地にしたい場所です。

また菅並には平安時代後期の大日如来さんが安置されている洞寿院(要事前予約)というお寺もあります。

 

そんな魅力あふれる菅並には、美味しい場所が。

私も美味しくいただきました!牛肉よりも臭みがない鹿肉バンザイ!

すぐ隣で村のおじさんたちが楽しそうにビール飲んだり、ケーキ食べたりしていました。

確かに抱える課題は山積みではありますが、今ある日常を楽しく過ごしていらっしゃる笑顔いっぱいのcococafeは、訪れる人を元気にしてくれる場所です。

 

※東林寺の仏像は非公開です。特別公開にあたり取材にて許可をいただき撮影、掲載しております。

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