『星と祭』復刊プロジェクト始動

おかげさまで、2019年10月20日に復刊しました!!

かつて秘仏状態であった湖北の観音さん。

今も事前連絡制のお堂は多いものの、連絡を取ればご開帳されるようになりました。

作家・井上靖の『星と祭』はそのきっかけを作った作品でもあります。

 

『星と祭』とは

井上靖の小説『星と祭』は昭和46年5月11日から翌47年4月10日まで朝日新聞に連載され、その後朝日新聞社と角川文庫から出版されたことで、湖北の十一面観音が全国的に知られるようになりました。

井上はこの小説の執筆以降、数年にわたり近しい人々に、観光大使のごとく振る舞い、この地の観音信仰を紹介したと聞きます。

琵琶湖で愛する娘を亡くした父親の架山(主人公)が、同じく琵琶湖で息子を亡くした父親の大三浦と琵琶湖畔の十一面観音を巡るうちに、次第に心の平穏を得るという物語です。

物語の概要はこちらから

最愛の子供を亡くした親たちの、その悲しみへの対い方は、私には二つあるように見えた。一つは、運命だという考え方で自分を納得させることであり、もう一つは諦め切れないで、いつまでも悲しみの中に自分を置き、すべてを歳月に任せるという身の処し方である。
(…)二人を、その大きい悲しみから少しでも立ちなおさせるには、これしかないと考えたのである。
『過ぎ去りし日々』より

 

『星と祭』復刊への思い

本書は人間の生と死、そして永劫なるものを美しい筆致で描写した小説ですが、それとともに、湖北地方の信仰や暮らし、民俗や風景が見事に表現されています。

作品発表後、50年近く経ってはいるものの、観音さまが人びとの暮らしの中に入り込み、素朴で切実な信仰の対象となっていることや、大きな寺社に守られているのではなく、集落の人びとによって守られていることなど、小説の中で描かれている湖北地方の姿は今とほとんど変わってはいません。

それは『星と祭』が小説という形態をとりながらも、この地方特有の民俗や文化の真髄をついているからだともいえるでしょう。

しかしながら、残念なことに現在は絶版状態となり、手に入れにくい状態になっています。

もう一度、この本を湖北へ訪れる人に届けたい。そして、湖北のことを、観音さまのことを多くの人びとに知っていただきたい。

 

私たちのその素朴な願いは次第に大きくなり、やがて『星と祭』を復刊したい、湖北を舞台としたこの小説を、自分たちの手で、自分たちの町から復刊したい、という思いへと変わりました。

私たちが目指しているのは、湖北のことがもっと愛おしくなる『星と祭』の復刊です。手元に置き、何度も読み返したくなる『星と祭』の復刊です。

 

『星と祭』復刊PJT・現在の活動

現在、2019年10月20日復刊を目指して活動していきます。

10月20日は長浜市内北部地域のお堂が一斉ご開帳する「観音の里ふるさとまつり」が開催される日です!

当日はバスツアー(事前申し込み制)やシャトルバスが運行され、たくさんの仏さんにお会いすることができます。

観音さんの日に合わせて、『星と祭』復刊プロジェクトも門前市にて販売予定です!

クラウドファンディングが一般的なこのご時世に、敢えて勧進帳を持って勧進イベントを行い、復刊資金を調達をするという一風変わったプロジェクトです。

勧進イベントは来年3月からを予定していて、小説に登場する観音堂で、朗読会と拝観をします。

▼滋賀夕刊にも掲載されました

 

『星と祭』復刊PJT今後について

復刊PJTキックオフ記念イベント
井上靖『星と祭』復刊プロジェクト!記念講演「井上靖と星と祭」

日時:12月9日(土)13:30~

場所:井上靖記念室(高月図書館2階)

参加費:無料

・記念講演「井上靖と星と祭」
講師:明定明人(元高月図書館長)

・同時講演『星と祭』から知る観音信仰
對馬佳菜子(観音ガール)

 

2019年3月から湖北の各観音堂で勧進イベントを開催予定です!

2019年

3月16日 渡岸寺観音堂

4月20日 医王寺

5月11日 ここ滋賀 in東京

5月12日 びわ湖KANNON HOUSE / 浅草文化観光センター in東京

5月18日 石道寺

6月15日 赤後寺

6月29日 井上靖文学館in静岡

7月15日 文室邸(長浜市内)

7月20日 西野薬師堂

8月24日 己高閣    ※予定

9月15日 善隆寺和蔵堂 ※予定

 

ご支援、ご予約方法

ご賛同、ご支援いただけます方は『星と祭』復刊プロジェクト公式HPよりご連絡ください。

復刊本は一口5,000円から受け付けています。

一口5,000円の内訳は

・復刊本

・送料

・ガイドブック

・協力金

です。

個人でのご支援のほか、企業さまご協賛も受け付けています。

私たちが目指しているのは、湖北のことがもっと愛おしくなる『星と祭』の復刊です。

皆様のご支援をお待ちしております!

 

おかげさまで、2019年10月20日に復刊しました!!

 

現在、版元の能美舎にて『星と祭』復刻版、ガイドブック『観音ガールと巡る近江の十一面観音-『星と祭』復刊プロジェクト編-』の販売をしております。

書店など、お取引については出版社の能美舎までご連絡ください。

一般販売の入手方法はこちら

 

▼滋賀のローカルメディア「しがトコ」さんにも取り上げていただきました!

井上靖の絶版本『星と祭』が地元有志の手で復刊!湖北が舞台の物語。

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