滋賀県立大学でゲスト講師を務めました
滋賀県立大学の「地域づくり人材論」の授業で「歴史・文化・観光と地域づくり-歴史・文化を活かす-」という切り口でゲスト講師させていただきました。
授業では実際に各分野で活躍している人をゲストに招き、その存在や体験に触れながら、「次代の地域社会を担う人材」「地域の活性化を促す人材について」学ぶというものです。
昨年もゲスト講師をさせていただきましたが、昨年に増して地域づくりを学ぶ学生さんが多いこと。
「地域づくり」「地元」に関心ある学生さんが多いことに嬉しく、また講義でも真剣な表情でこちらの話を聞いてくれました。
今回は「歴史・文化・観光と地域づくり-歴史・文化を活かす-」をテーマに
- ●滋賀県の文化財ポテンシャル
- ●湖北の観音文化について-今昔-
- ●文化振興、文化継承を進める中で大切にしていること
- ●文化財と人の現場 -何のために守るのか-
- ●観音ガールが仏像に対して思うこと
- ●これからを生きる学生さんへ伝えたいこと
盛り沢山、お話ししました。

丁寧な配布資料までご準備してくださっていました!
「地域づくり」や「地域づくり人材」に関するキーワードと感じたことを学生さんたちがレポートを出してくださいました。
「ふるさとを思い出すきっかけとしての仏像・帰ってくる場所としての仏像という存在を知った」
「文化継承する意味はあるのか?仏像を守る意味はあるのか?という当たり前のことを問いかけることが大切だと思った」
「どんなに自分がやるべき!と思っていても、地元の方々が本当にやりたい、やろうという気持ちがなければ、自己満足な地域活動になってしまう」
「当事者にやる気や価値を気づかせること、そして当事者がやることの重要性を感じた」
「今は1ミリだけでも動かすことができたら、数年後、数十年後、数百年後に大きな動きになるはず」
「地域の行事に顔を出してみようと思った」
「私も地元に地蔵盆など地域行事があって、それが当たり前のことです。ですが、その思い出はとても記憶にのこっているし、地元を思い出すきっかけになっていると思うし、同じようにこれからも地元を感じる場所として残していきたい、関わる活動をしたいと思った。」
滋賀県にはまだまだ地蔵盆などの地域行事が残る土地です。
そのような土地に暮らしてきた学生さんたちが、少しでも地域に顔を出してみる。
そのとき発した言葉やおこした行動が、その地域のこれからを大きく動かすきっかけを生むことになるでしょう。
上記のようなコメントをいただき、私も改めて事業活動を活発化させて、もっと社会に、大きな動きをもたらす小さなきっかけを作れたらと思います。
そして今回は、私自身が行っている事業活動について話しましたが、そこから学生さんが今日を、明日を生きていく中で何か少しでもヒントになることや、勇気づけになるものがあればと思います。
ゲスト講師、講演はオンライン、オフラインとも対応致しますので、お気軽にご連絡くださいませ。