【摩訶衍寺】半開帳へ行ってきました!
GWみなさんいかがお過ごしでしょうか?
たくさんお参りされているのではないでしょうか?
何を隠そう私のお休みは4月27,28日です。
そう、それは摩訶衍寺さんの17年ぶりのご開帳へ行くために獲得したお休み!
今回は、ゆっくり摩訶衍寺の観音さんにお会いしたかったので、のんびりプランで仏像にほぼ初めてお会いすると言う友人と向かいました!
事前にメールにてご住職に丁寧にご案内いただきましたように、原田芸術文化交流館のグランドへ行きますと、在所の方々が素敵な笑顔でご案内してくださいました。
※駐車するときにご案内してくださったおじさまが紳士すぎて、私と友人でドキドキしました。
シャトルバスに乗りしばらくすると、軽自動車でも心配になるような細い道へ。
インディ・ジョーンズのようにガックンガックン揺れ、急勾配をしばらく登ると摩訶衍寺さんに到着。
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瀬戸内海を一望できるくらい、文字通り山頂にお寺があります。
立派な山門に友人も大興奮。
すこーし、階段を登ると山頂に到着。
ご開帳記念にお念珠とお札、御影カード。
お念珠は早速翌日、大通寺で行われた浜壇保存大会のパネルディスカッションにて身に付けて臨みました。
お札も綺麗で、帰宅後、もう一度見てご本尊の十一面観音さんを思い起こしました。
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さて、ご本尊の十一面観音さんにご挨拶。
まずはお手を繋がせていただき、ご縁に感謝。
764年に行基菩薩によって創建され、ご本尊の十一面観音さん、その向かって右手にいらっしゃる伝千手観音さんはともに行基菩薩の制作とされています。
お顔をお伺いすると、秘仏ならではのただならぬオーラが。
キリッとして鋭い目尻、眉頭もとんがったまま鼻の稜線をゆく。
なのに髪の生え際はふんわりボリュームがある。
胸元はあっさりと、しかし横からみると、身体の厚みは程よく肉付きは良い。
太ももから足首にかけて視線を追うと、足にわずかな動きがあり、観音さんらしいゆっくりと歩み出す雰囲気があります。
手首に付いている腕釧がとってもおしゃれ。
と、柔らかい印象と鋭い印象を交互に感じるので、「こんな観音さんでした」と言う表現ができず、不思議な感覚に陥りました。
※頭上のお顔が法隆寺の夢違観音さんに少し似ていらっしゃいました。
個人的にお隣にいらっしゃった伝千手観音さんがすごく惹きつけられました。
眉は細く薄く線は緩やかで、お顔に木目が頬を柔らかく表現するように見えて、口角がクイッと上がった微笑みに心を鷲掴みされました。
足元をよく見ると台座の蓮肉まで一木のようにも見えました。
観音さんにご挨拶をした後、何度もやり取りをしてくださったご住職にお声掛け。
ご開帳御朱印対応でお忙しい中、お話できてよかったです。ありがとうございます。
※次回はゆっくりお話して、ご一緒にお写真も撮りたいですね。
観音さんが、仏像が私たちに語りかけてくださることを考えながら観ることを、これからも大事にしたいと思います。
普段、観光寺院にしか行く機会がなかった友人も、地方のお寺さんを見て喜んでくれました!
次は17年後、私も40代に突入していますね。
また観音さんにお会いできますように!